モノズキット

「やってみたい」を応援するスターターキット

【完全初期化】外付けHDDのフォーマット方法

f:id:hisato-t05241123:20200103144142j:plain
認識しなくなった外付けHDDを完全初期化し、改めて使えるようにします。
この記事では以下の前提と手順で進めます。

前提条件

  • 既にデータのサルベージが終わっており、初期化準備が整っている。
  • 過去のデータは諦めるが、もったいないのでとりあえずもう一度HDDを使える状態にしたい。
続きを読む

MicroSIMをnanoSIMへサイズ変更しよう【手軽に安く済ませる確実な方法】

SIMやMicroSIMからnanoSIMに、自分でサイズ変更する方法を紹介します。

今まで使っていたスマートフォンがMicroSIMだったのですが、最近購入したスマホがnanoSIMでしたので、SIMをサイズ変更する必要がありました。

調べた結果、SIMカッターを買うのが一番確実で安上がりだと感じました。

続きを読む

意外と便利!? windows10でbashコマンド【ついでにzipコマンドとadbコマンドも】

Windows 10からBash on Ubuntu on Windowsという機能が使えるようになりました。

試しに使ってみたところ、zipコマンドはもちろん、adbコマンドも使えるみたいです。

Cygwinなどの環境構築や、各ツールを用意してパスを通すなどをしなくても近いことができるようになっており、意外と便利だと思ったのでご紹介します。

0. 前準備

はじめにWindows環境に変更を加えます。

「プログラムと機能」ウィンドウの“Windowsの機能の有効化または無効化”を選択します。

f:id:hisato-t05241123:20170212142500p:plain

 

 「Windowsの機能」というウィンドウが立ち上がりますので、その中から“Windows Subsystem for Linux (Beta)”にチェックを入れてOKを押します。

f:id:hisato-t05241123:20170212142808p:plain

再起動が必要になります。

 

次に、スタートメニューの「設定」>「更新とセキュリティ」を選択します。「更新とセキュリティ」左欄の“開発者向け”タブで、“開発者モード”を選択します。

f:id:hisato-t05241123:20170212143838p:plain

これで前準備は整いました。

1. bashのインストール

 コマンドプロンプトを実行します。コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

bash

 

f:id:hisato-t05241123:20170212145101p:plain

ubuntuをインストールするか聞かれます。“y”を入力して許可しましょう。

しばらくするとubuntuのユーザー名とパスワードの設定を要求されます。

f:id:hisato-t05241123:20170212145158p:plain

設定は以上です。 

2. bashの確認

コマンドプロンプトを再起動して、“bash”と入力して実行してください。

bash shellに切り替われば、無事に使えると思います。

Windows shellに戻りたいときは、“exit”と入力して実行してください。bashモードが終了します。

3. アップデート

インストールされたbashコマンド用のパッケージは、そのままでは更新されません。

そのため、手動で更新をする必要があります。

※最新のバージョンが存在する場合、bashを起動すると「更新しますか?」的なことを聞かれたので、聞かれたら更新すれば良いと思いますが。

アップデートは以下のコマンドで可能です。bash状態で実行してください。

sudo apt-get update

4. zipコマンドの追加

bash機能の便利なこととして、欲しい機能をパッケージとして追加可能なことです。

よく使うので、zipコマンド用のパッケージをインストールします。

コマンドは以下です。

sudo apt-get install zip

f:id:hisato-t05241123:20170212145345p:plain

これで使えるようになりました。unzipコマンドも使えるようになります。

5. adbコマンドの追加

android端末を操作する、adbコマンド用のパッケージもあったのでインストールしました。コマンドは以下です。

sudo apt-get install android-tools-adb

f:id:hisato-t05241123:20170212145409p:plain

bash状態でandroidとの接続ができるようになりました。

6. bashのアンインストール

パスワードを忘れてしまった場合、何かしらの不具合があった場合などのために、bash環境の削除方法についても触れておきます。以下のコマンドで、構築されたubuntu環境がアンインストールされるようです。

lxrun /uninstall /full

“/full”はPC上から完全にアンインストールします。他のユーザーが使っている場合は控えたほうが良いかもしれません。

アンインストール終了後、改めてbash環境を構築してください。

f:id:hisato-t05241123:20170212145455p:plain

7. まとめ

Bash on Ubuntu on Windowsはまだβ版なので、これからもっと良くなっていく機能です。ですが、普段からLinux使いで、業務上WindowsPCで仕事をしている人は、ぶっちゃけもう何かしらの環境を構築しているのではないかと思います。

なので、

Linuxを使い慣れているわけではないけど、Windowsにはない便利なコマンドを使いたい 。

と思っている人には、なかなかによい選択肢かと思います。

 

macでandroidSDKを使う方法【pathを通すまで】

0. 前置き

最近macbookを購入しました。どうせならmac環境でandroid端末を操作したいと思いましたので、androidSDKを入手してadbコマンドを使えるようパスを通します。「AndroidStudioはいらないけど、とりあえずandroidSDKは使えるようにしておきたい」という人向けです。もしかすると正攻法ではないかもしれません。その辺に注意して読んでいただけたらと思います。

1. AndroidSDKのダウンロード

先ずはここからandroidsDKをダウンロードします。

ページの下の方にAndroidSDK単体をダウンロードできるリンクがありますので、そこからmac用をダウンロードします。

f:id:hisato-t05241123:20170129113349p:plain

2. androidSDK.zipの展開とSDKmanagerの実行

f:id:hisato-t05241123:20170129113825p:plain

落としてきたzipファイルを解凍すると、“tools”というフォルダを得られます。

toolsは単なるフォルダなので、好きな場所に格納します。どこでもいいですが、渡しの場合は/Users/[username]の直下に置きました。

※後で気づいたのですが、このあと増えていく“buils-tools”や“platform-tools”などのフォルダがtoolsと同じ階層(/Users/[username]の直下)に追加されていきます。少し煩雑になってしまうので、もしかすると新たに“Androidtools”などの新規フォルダを作って格納しておくのが良いかもしれません(/Users/[username]/Androidtoolsとか)。

さて、toolsの中にandroidという実行ファイルがありますので起動させます。

f:id:hisato-t05241123:20170129121926p:plain

実行するとターミナルが起動して色々走ります。しばらくすると、SDKmanagerが起動します。

f:id:hisato-t05241123:20170129122746p:plain

取り敢えず、SDK ToolsとPlatform-toolsとBuild-toolsをインストールしました。これでひとまず必要なものは揃いました。

3. macのpathについて 

macのパスについて説明します。ターミナルから設定されているpathを確認するには以下のコマンドを使います。

printenv PATH

もしくは、

echo $PATH

です。実行すると、以下のようなパスが返ってくるはずです。

/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin:/opt/X11/bin:

:を区切りに、いくつか設定されているようです。このフォルダ郡は隠しフォルダになっていますので、通常は表示されていません。おそらくこのフォルダのいずれかに実行ファイルを格納すれば一応パスを通せると思います。しかし、管理しづらいので、新たにパスを記述する設定ファイルを用意します。

4. .bash_profileの作成

ネットで調べると、ユーザー独自のパス設定には“.bash_profile”というファイルを作成して、そこに設定するようです。どうやらログイン時に読み込こまれるファイルなようです。

先ずは.bash_profileファイルが存在するか確認します。ファイルはホームディレクトリ内の隠しファイルです。ホームディレクトリ上で、以下のコマンドで確認します。

ls -la

※必要ならcdコマンドでホームディレクトリに戻ってから実行してください。 

f:id:hisato-t05241123:20170129125715p:plain

.bash_profileファイルの有無を確認できます。ない場合は作りましょう。以下のコマンドで新規作成できます。

touch .bash_profile

もう一度“ls -la”コマンドで作成されたか確認しましょう。

5. .bash_profileファイルにplatform-toolsまでのパスを通す。

adbの実行ファイルまでのパスを.bash_profileに通しましょう。adbは“platform-tools”にあります。私の場合、platform-toolsはtoolsと同じフォルダ階層にダウンロードされていました。

先ずは.bash_profileファイルをsu権限で、何かしらのエディタで開きます。以下のコマンドで開いてください。

sudo [エディタ] .bash_profile

ネットではこのコマンドで開けている人が多いのですが、私の場合開けませんでした。エディタ自体にもパスを通す必要があるのでしょうか。。。

ですので、以下のコマンドで実行しました。

sudo open /Applications/[エディタ名].app .bash_profile

f:id:hisato-t05241123:20170129132213p:plain

こんな感じに。CotEditorはエディタです。

.bash_profileに、以下を記述してパスを通します。

export PATH=$PATH:/[platform-toolsまでのパス]/platform-tools

記述し終えたら、保存して閉じます。一旦ターミナルを完全に終了させてから再起動します。ターミナルでadbと入力し、adb: command not foundとならなければ成功です。お疲れ様でした。 

f:id:hisato-t05241123:20170129133222p:plain

なんとかここまで来れました。

6. まとめ

androidSDKの導入に関して、おそらく最も手軽なのはAndroidStudioのインストーラーからのインストールでしょう。Android開発に必要な環境をいい感じで構築してくれます。

ですが、私の場合はandroidのアプリ開発をする予定はなかったので、AndroidStudioを導入するのは少し余分でした。AndroidStudioって結構ストレージの容量食いますしね。。。(ぶっちゃけこれが一番厄介)

私と同様、「AndroidStudioはいらんけどandroid端末の操作はしたい」という人のためになれば幸いです。