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macでandroidSDKを使う方法【pathを通すまで】

0. 前置き

最近macbookを購入しました。どうせならmac環境でandroid端末を操作したいと思いましたので、androidSDKを入手してadbコマンドを使えるようパスを通します。「AndroidStudioはいらないけど、とりあえずandroidSDKは使えるようにしておきたい」という人向けです。もしかすると正攻法ではないかもしれません。その辺に注意して読んでいただけたらと思います。

1. AndroidSDKのダウンロード

先ずはここからandroidsDKをダウンロードします。

ページの下の方にAndroidSDK単体をダウンロードできるリンクがありますので、そこからmac用をダウンロードします。

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2. androidSDK.zipの展開とSDKmanagerの実行

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落としてきたzipファイルを解凍すると、“tools”というフォルダを得られます。

toolsは単なるフォルダなので、好きな場所に格納します。どこでもいいですが、渡しの場合は/Users/[username]の直下に置きました。

※後で気づいたのですが、このあと増えていく“buils-tools”や“platform-tools”などのフォルダがtoolsと同じ階層(/Users/[username]の直下)に追加されていきます。少し煩雑になってしまうので、もしかすると新たに“Androidtools”などの新規フォルダを作って格納しておくのが良いかもしれません(/Users/[username]/Androidtoolsとか)。

さて、toolsの中にandroidという実行ファイルがありますので起動させます。

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実行するとターミナルが起動して色々走ります。しばらくすると、SDKmanagerが起動します。

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取り敢えず、SDK ToolsとPlatform-toolsとBuild-toolsをインストールしました。これでひとまず必要なものは揃いました。

3. macのpathについて 

macのパスについて説明します。ターミナルから設定されているpathを確認するには以下のコマンドを使います。

printenv PATH

もしくは、

echo $PATH

です。実行すると、以下のようなパスが返ってくるはずです。

/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin:/opt/X11/bin:

:を区切りに、いくつか設定されているようです。このフォルダ郡は隠しフォルダになっていますので、通常は表示されていません。おそらくこのフォルダのいずれかに実行ファイルを格納すれば一応パスを通せると思います。しかし、管理しづらいので、新たにパスを記述する設定ファイルを用意します。

4. .bash_profileの作成

ネットで調べると、ユーザー独自のパス設定には“.bash_profile”というファイルを作成して、そこに設定するようです。どうやらログイン時に読み込こまれるファイルなようです。

先ずは.bash_profileファイルが存在するか確認します。ファイルはホームディレクトリ内の隠しファイルです。ホームディレクトリ上で、以下のコマンドで確認します。

ls -la

※必要ならcdコマンドでホームディレクトリに戻ってから実行してください。 

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.bash_profileファイルの有無を確認できます。ない場合は作りましょう。以下のコマンドで新規作成できます。

touch .bash_profile

もう一度“ls -la”コマンドで作成されたか確認しましょう。

5. .bash_profileファイルにplatform-toolsまでのパスを通す。

adbの実行ファイルまでのパスを.bash_profileに通しましょう。adbは“platform-tools”にあります。私の場合、platform-toolsはtoolsと同じフォルダ階層にダウンロードされていました。

先ずは.bash_profileファイルをsu権限で、何かしらのエディタで開きます。以下のコマンドで開いてください。

sudo [エディタ] .bash_profile

ネットではこのコマンドで開けている人が多いのですが、私の場合開けませんでした。エディタ自体にもパスを通す必要があるのでしょうか。。。

ですので、以下のコマンドで実行しました。

sudo open /Applications/[エディタ名].app .bash_profile

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こんな感じに。CotEditorはエディタです。

.bash_profileに、以下を記述してパスを通します。

export PATH=$PATH:/[platform-toolsまでのパス]/platform-tools

記述し終えたら、保存して閉じます。一旦ターミナルを完全に終了させてから再起動します。ターミナルでadbと入力し、adb: command not foundとならなければ成功です。お疲れ様でした。 

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なんとかここまで来れました。

6. まとめ

androidSDKの導入に関して、おそらく最も手軽なのはAndroidStudioのインストーラーからのインストールでしょう。Android開発に必要な環境をいい感じで構築してくれます。

ですが、私の場合はandroidのアプリ開発をする予定はなかったので、AndroidStudioを導入するのは少し余分でした。AndroidStudioって結構ストレージの容量食いますしね。。。(ぶっちゃけこれが一番厄介)

私と同様、「AndroidStudioはいらんけどandroid端末の操作はしたい」という人のためになれば幸いです。